最近、マンチェスター・シティ(以下マンC)所属のアルゼンチン代表FWテベスの周辺が騒がしい。昨シーズン、キャプテンとして、チームのエースとして大車輪の活躍を披露し、チームをCL出場、FAカップ優勝に導いたテベスだが、今シーズンはチームにおける立場が揺らいでいるのだ。
・事の発端は・・・
事の発端はCL第2節バイエルン・ミュンヘンとの一戦でテベスが途中出場を拒否したことに始まる。マンCを率いるマンチーニ監督は試合後、「プレーを拒否する態度は受け入れられない。私なら彼を退団させる」とまくしたてた。過去にもマンチーニ監督との確執が噂されていたテベスであったが、チームに迷惑を掛けるような問題行為を起こしてきた訳ではなく(幾度となく退団を希望してはいたが)、ピッチに立てば迫力満点のプレーでチームを引っ張っていただけに、今回の一件は驚きをもって伝えられた。そもそも、ベンチ入りした選手が途中出場を拒否するという行為自体が前代未聞であり、そのような行為をすれば、監督はもちろん、チームメイト、サポーターからの信頼を一瞬にして失うことは容易に想像できる。
今回の一件に関してテベスは「ミュンヘンでは、アップも終わっていたし、出場する準備はできていた。今は、まだ事実がはっきりしていないから、詳細を明かすことはできない。でも、伝えられているようなことは起きていない」とコメント。騒動を否定するとともにサポーターに対して謝罪を行ったが、この事態を重く見たマンCはテベスに対して2週間のプレー禁止を言い渡した。さらに、マンチーニ監督も今後は起用しないことを示唆するなど、昨シーズンのプレミアリーグ得点王に対する風当たりは日々強くいるのが現状だ。
・テベスの今後
事件の当事者であるテベスは今回の一件を否定しており、今後の調査次第では、再びマンCのユニフォームを着てプレーできるようになるかもしれない。しかし、マンチーニ監督のコメントを読む限りマンCにテベスの居場所はもう無いことは明白である。これまでにもプライベートにおける問題から移籍を希望してきた(今夏はコリンチャンスと契約寸前であった)テベスであるが、思わぬ形で他チームへの移籍が実現するのではないだろうか。実際、レアル・マドリー、インテル、アンジ・マハチカラといったクラブがテベス獲得に向けて準備しているという情報もあり、早ければ冬の移籍市場でチームを去ってもおかしくは無い。マンCとしてもアグエロ、ジェコといったFWが活躍している上に、チームの不満分子と化しているテベスの放出を躊躇はしないだろう。
個人的には、点を決めるだけでなく、前線からの積極的なプレスでチームに貢献する「ピッチ上の」テベスは好きな選手であるが、移籍を志願したり、引退を示唆したりとネガティブな発言が目立つ「ピッチ外の」テベスには幻滅している。今回の一件に関しては近いうちに真実が明らかになるだろうが、テベスには心を入れ替えていただき、これまで彼が何度も見せてきた情熱あふれるプレーを再び披露して欲しいところである。
| 筆者名 | ロッシ |
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| プロフィール | 鹿島アントラーズ、水戸ホーリーホック、ビジャレアルを応援している大学生。今シーズンはプレミアリーグを中心に観ていく予定です。当コラムに関する、感想、意見等がありましたら、下記のツイッターアカウントにどしどしお寄せ下さい。 |
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